Япония: цивилизация, культура, язык 2022

ЯПОНИЯ: цивилизация, культура, язык 2022 320 を< A は B >で示し、その存在の根拠となる表現はメタフ ァー表現とする。 次に、<心>に関する言語学的先行研究を概観する。 Н.В.Кутафьева は語彙意味論の立場から「心」の意味成分 2 を抽出し、容器 (ёмкость) として用いられることが多いと 述べている [6: 113-115] 。日本の認知言語学的研究では、松 井が日本文化における<心>を調査し、<心>は上位メ タファーと下位メタファー群によって概念化され理解さ れているとしている [9] 。特に注目すべき点は、日本文化 には<心は物体 (object)> という概念メタファーがあり、そ れは G.Lakoff & M.Johnson の存在のメタファー (ontological metaphor) の一種であると述べている点である [9: 13] 。松 井は下記のように<心は物体>を上位メタファーとして、 写像の継承により上下関係(包摂関係)にある下位メタ ファー群が生じているとした [9: 18-19] 。 《心は物体》 a. 《心は視覚的特徴を持つ物体》 b. 《心は聴覚的特徴 を持つ物体》 c. 《心は触覚的特徴を持つ物体》 d. 《心は味 覚的特徴を持つ物体》 e. 《心は嗅覚的特徴を持つ物体》 a. 《心は容器》 b. 《心は建物》 c. 《心は人》 a. 《心は大気》 b. 《心は水》 c. 《心は像が現れる平面》 d. 《心はスクリーン》 松井 2016 より引用 [9 : 18-19] 本稿では、ヒット曲の歌詞 3 における名詞「心」 ( 「こころ」 「ココロ」「ハート」「 heat 」を含む 4 )を含むメタファー表現 2 1 «чувства, настроение» 心が騒ぐ、 2 «забота» 心に留める、 3 «намере- ние, склонность, интерес, проявление рационального» 心を砕く、 4 «ха- рактер» 心が狭い、 5 «воля» 心を鬼にする、 6 «воспоминание» 心に浮か ぶ [6: 113-115] 。 3 1950 年代から 2022 年までの 1411 曲から「心」を歌詞に含む 579 曲 ( 「心」延べ語数 1011 異なり語数 812) を調査した。曲は 音楽配信サービ スなどを行う会社 ( 株 ) レコチョクが公開するランキングをもとに選定

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